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【p0071】『väggen』 / 壁[Bror Oscar Eugén Börjesson / Sweden]

¥198,000 税込

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2025年5月11日 18:00 に販売終了しました

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【作品について】
 
スウェーデン・フィンランド両国で活躍した画家Bror Oscar Eugén Börjesson (ブロア・オスカー・ユーゲン・ベリェッソン)による『壁』の絵。1950‐60年頃に描かれたものと思われます。

古びた厚手の白壁。その表情から画家が愛した旅先のギリシアで描いたものと思われます。ベリェッソンは古典にのっとった肖像画をその作品の中心としますが、風景画では力強いタッチで朽ちかけた家の壁や荒れた草原、何気ない階段など寂寥感もある風景を好んで描いています。

小品ながら独特の迫力があり、場を引き締めてくれるような作品となっています。
  
【Bror Oscar Eugén Börjesson (1903-1999)】

ベリェッソンの生まれについては詳細が伝わっていません。母親の名前はアンナ・フォーレウスという人物だったようで、ごく小さな頃にゴットランド島のベリェッソン家に里子としてやってきたようです。父親の名前は伝わっていませんが、当時まことしやかにささやかれた話ではスウェーデンとノルウェー両国の王であったオスカル2世の第四子であり、また芸術家でもあったオイゲン王子(Prince Eugen)ではないか、とあったようです。

ベリェッソンは成人すると王立美術アカデミーに所属、公爵勲章や王室勲章といった特別待遇ともいえる賞を受賞します。その後もスウェーデンとフィンランドで貴族階級を中心とした上流階級のサロンに招かれ、彼らの肖像画家として高い評価を得ます。これはもちろん彼自身の作品の質からくるものですが、それ以外の要素もあったのでは、という事からそうした噂が出たのかもしれません。

海外も数多く旅し、中でもギリシアはよっぽど心を惹かれたようで何度も旅に出た履歴が残っています。老後はゴットランドに帰郷し、静かにその余生を過ごしました。
 
同氏の作品はスウェーデンの国立美術館に加え、オレブロ美術館、またフィンランドのセルラキウス美術館にも収蔵、展示がされています。

画家:Bror Oscar Eugén Börjesson (1903-1999)
素材:キャンバス/油彩
サイズ: 33x38cm (額サイズ)

*商品のお受渡し・ご発送は展示会(4月26日-5月11日)の会期終了後となります。ご了承ください。

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